剣道を始めた時、必ず必要になる剣道着。
ご存知の通り、剣道着には「道衣」と「袴」がございますが、昔に比べると本当に色々な種類が出てきております。
洗いやすさ・見た目・耐久性等、それぞれ特徴が異なりますので、わかりやすく比較していきたいと思います。
|種類と特徴を知る
一口に剣道着といっても、いろいろなタイプのものが出ております。
その種類と特徴の整理から商品の紹介をしていきます。
道衣
・二重
一般に最高級品とされており、綿素材で藍染のものがほとんどです。
大変厚いため吸汗性は優れるものの、乾きが遅く手入れが難しいタイプです。※1
見た目の重厚感は抜群なため、高段者の方が審査等で着用しているのを見かけます。
とはいえ、使い勝手が必ずしも良いわけではないため、近年はあまり人気がないように思います。
打ち込みの番手によって、値段が異なります。※2
【武州一】世界最高級総手刺道衣
こちら総手刺道衣は、一般には公開されていない大変な貴重な商品です。
染料も上質なものを使い脱臭効果に優れ、さらには手刺し生地のため丈夫な作りになっています。
他の道着と大きく違うのがしなやかさで、一味違う仕上がりです。
試合や昇段審査といった「ここ一番」の場面で使用して、ぜひその違いを実感してみてください。
・一重
二重よりも薄いタイプで、一般に綿素材で藍染のものを指すことが多いです。
見た目も良く動きを阻害することもないので、試合や審査等でも広く使用されています。
一方で、綿素材にして藍染のものですので、多少手入れがしにくいという特徴があります。※1
打ち込みの番手によって、値段が異なります。※2
【色落ちしない剣道衣】紺一重(00~4号)
こちらは、色落ちしないことが特徴の商品です。
一重のなかでも大変廉価なタイプのため、お買い求めやすい商品です。
正藍染織刺一重剣衣(1〜5号)
こちらは、浜松地方の伝統技法である”遠州藍染”により染め上げているため、質・染感が一級品の商品です。
武州一の中では安価ではありますが、藍染・素材・見た目とも最高の道衣に仕上がっています。
・メッシュ
生地の網目がメッシュ状になっているものを指します。
素材は綿のものから化学繊維ものまでありますが、乾きやすく夏場でも快適です。
一方で比較的薄くメッシュ状であるため、見た目の重厚感は多少失われます。
とはいえ暑い夏の稽古では、着用している方はかなり多いです。
大会の際に複数枚持ち込んで、数試合毎に着替える選手もいらっしゃるようです。
藍染メッシュ剣衣(00〜6号)
こちらは、藍染仕様でありながらメッシュ生地なので夏場の試合におすすめの商品です。
【武州一】ドライクール(0.5〜5号)
こちらは、世界最高級ブランド武州一ブランドの裏地がメッシュ仕様の商品です。
裏地にマイクロスリット・メッシュ構造を採用しているため、武州シリーズ最高の通気性と速乾性を備えています。
・ジャージ
一般に化学繊維(ポリエステル・レーヨン等)を使用した生地のものを指します。
軽量・速乾にして、洗濯機にて洗濯可能なので、特に学生等には重宝されています。※1
稽古量が多い方は、練習用として1枚は所有しておきたいところです。
一方で吸汗性が低く臭いがつきやすいので、こまめに洗う必要があります。
見た目も重厚感はあまりないので、審査や試合で着用している選手は少ないように思います。
定番ジャージ道衣(00~5号)
稽古使用に最適なジャージ素材道衣です。
大変廉価な商品となっているため、夏場に備えて複数枚購入することをおすすめします。
【VIXIA】軽量爽快ジャージ道衣
こちらの特徴は、超軽量化モデルとなっていることです。
特殊伸縮繊維「Hi-cool」を使用し、従来品よりも約25%の軽量化を実現しました。
また背継仕立て、自然藍染に近い発色、刺子調生地により、ジャージ道衣にも関わらず、綿道衣と変わらない高級感があります。
袴
・綿
一般的に、綿素材で藍染の袴を指します。
見た目が美しく、試合や審査でも着用している方は多いです。
吸汗性が高い一方で、乾きが遅く手入れが難しいタイプです。※1
そのため小学生であると、着用している方は少ないように思います。
打ち込みの番手によって、値段が異なります。※2
【雅-MIYABI-】#6000綿袴 Wash(20~29号)
こちらは、名古屋の大手メーカーである安信商会の、有名ブランド「フジダルマ」の綿袴です。
打ちこみの番手が、6000番のため廉価になっているため初めて綿袴を買う方におすすめです。
【武州一】万里(22〜28号)
こちらは高密度の10,000番の高級糸を限界密度まで打ち込んだ反物を使用しています。
抜群の肌触りとフィット感は、もはや職人芸術の域です。
・テトロン
一般的に、ポリエステル素材を使用した袴を指します。
軽量・速乾にして、洗っても比較的ヒダが取れにくいので、特に学生等には重宝されています。※1
一方で吸汗性が低く臭いがつきやすいので、 こまめに洗う必要があります。
見た目も重厚感はあまりないので、審査等では着用している方は少ないように思います。
定番テトロン袴(16~28号)
こちらは、廉価・速乾・軽量・洗濯容易につき、稽古量の多い選手は複数枚持っておっきたい袴です。
型崩れしないよう、ヒダを縫製加工しています。
【VIXIA】軽量上製テトロン袴
袴のヒダの内外にステッチを施し、洗濯してもヒダが取れたり型崩れを起こしません。
また特殊伸縮繊維により、シワもすぐに伸びるので、お手入れが簡単です。
従来のテトロン袴を上回る速乾性を実現しています。
※1 洗濯機での洗濯にあたっては、いずれの生地も多少痛む可能性がございます。
※2 一般に「〜番」や「♯〜」と表記されるものです。
1インチ角の面積に対する、木綿糸の打ち込み数を指します。
一般にこの値が高い方が、高級品とされています。
KENDO PARKでは、様々な種類の剣道着を取り揃えております。
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