「フジダルマ」という名前をご存知でしょうか?
今回は、剣道具の有名ブランド「フジダルマ」についてご紹介します。
「フジダルマ」は、名古屋の大手剣道具メーカー「安信商会」が展開する剣道具ブランドです。
ここではブランドの説明から、剣道具ラインナップのご紹介まで、幅広く記載いたします。
|安信商会とは
安信商会(あんしんしょうかい)は1937年創業で、「フジダルマ」ブランドを中心に、「達磨」シリーズや「無二」シリーズ等、人気商品をいくつも抱える大手剣道具メーカーです。
商品力と共にメーカーとして豊富な在庫を保有し、特に本社がある名古屋周辺エリアでは、最大手剣道具メーカーといえるでしょう。
所在地
名古屋本社
〒467-0042
住所:名古屋市瑞穂区八勝通3丁目21番地3
アクセス:瑞穂運動場東駅から徒歩2分
電話番号:052-831-2171
FAX:052-834-1140
福岡支店
〒810-0014
住所:福岡市中央区平尾5丁目5番35号
アクセス:西鉄平尾駅から徒歩11分
電話番号:092-531-6884
FAX:092-524-0309
歴史
1937年(昭和12年) 6月1日に発足しました。
引用元:株式会社安信商会 会社概要
1966年(昭和41年) 11月30日に現在の所在地である名古屋市に移転しました。
1976年(昭和51年) 福岡市に福岡支店を設立しました。
1988年(昭和63年) 現在の社屋ができました。
2003年(平成15年) 9月に代表取締役に安藤誠悟さんが就任しました。
|フジダルマのこだわり
「フジダルマ」ブランドは、特に機能性の重視した剣道着シリーズで知られています。
また防具(剣道具)においても、機能性の高さが特徴です。
ここでは、その特徴をご紹介します。
高い吸汗性と速乾性
1つ目の特徴は、高い吸汗性と速乾性の剣道着です。
激しい稽古の後などに、道着や肌が汗でベタベタしてしまうという不快感を感じたことがある人は多くいると思います。
しかし、「フジダルマ」の剣道着では、そんなストレスを感じることもなくなるでしょう。
級汗速乾素材を使用しているため、汗をすぐ吸い取り、すぐに乾くようになっているのです。
また、柔らかい繊維でできているため、着心地も良く肌に優しい剣道着となっています。
抜群のストレッチ性
「フジダルマ」の剣道着は、新素材をふんだんに使っており、伸縮自在のストレッチ性が特徴です。
また、普通の綿道着とは違いとても軽量化されているため、さらに動きやすくなっています。
後述の「洗える防具【無二】」も、防具(剣道具)でありながら、ストレッチ性が高い素材を使用しています。
|【達磨】剣道衣シリーズ
「達磨」道衣シリーズの特徴は、ジャージ生地や裏地をメッシュ加工生地です。
剣道では激しい動きをする為、速乾性や吸汗性を求める人におすすめです。
【金達磨】
「金達磨」(きんだるま)は、フジダルマ印の中でも最上位に位置する剣道着です。
藍染の色合いを化学繊維で実現した、高級化学繊維を使用しています。
そのため、ポリエステル製でありながら、見た目にも高貴な仕上がりとなっています。
また、国内縫製にして、本格的な背継仕立てであり、伝統的綿道衣と同様に腰にダイヤ織を施しています。
さらには、裏地をメッシュ加工にしていて、軽量、速乾性は他の化学繊維道衣と同様の機能性を誇るのです。
見た目も使いやすさも一級品の「金達磨」は幅広い層にお勧めできます。
【金達磨】”高級化学繊維”道衣腰ダイヤ織
【黄達磨】
「黄達磨」(きだるま)はジャージ生地でできており、稽古に最適な廉価モデルとなっています。
クッション性の高いジャージ素材を使用し、高い機能性と安全性を備えています。
また、生地内を中空状に編み上げる袋網を用い、刺し子調に編み上げていることも特徴です。
激しい稽古をする学生の稽古用道衣として、最適といえます。
【黄達磨】ライトジャージ道衣
|【雅-MIYABI-】綿袴シリーズ
続いては、綿袴シリーズ「雅-MIYABI-」をご紹介します。
袴は色落ちを気にして洗濯をしにくいと思いますが、Wash加工をすることにより一定程度色落ちを防止する事ができます。
【雅-MIYABI-】#6000
綿袴のエントリーモデルとして最適な6000番綿袴で、綿袴でありながらライトで使いやすいのが特徴です。
値段も比較的廉価であり、Wash加工により手入れも比較的容易なことから、お買い求めやすい綿袴です。
※綿袴の「〜番」とは、1インチ角(約2.54cm角)への木綿糸の打ち込み数を指します。
【雅-MIYABI-】#6000綿袴 Wash
【雅-MIYABI-】#8000
使用場面を選ばない、8000番上製綿袴です。
上製仕様のため、稽古だけでなく試合や審査でも問題なく使用できます。
また色落ちしにくいWash加工済みなので、安心してクリーニングにも出すことができます。
※綿袴の「〜番」とは、1インチ角(約2.54cm角)への木綿糸の打ち込み数を指します。
【雅-MIYABI-】#8000綿袴 Wash
|【無二】最上級”洗える防具”
続いては、”洗える防具”でありながら上製仕様の「無二」(むに)の紹介です。
話題の”洗える防具”ですが、今回紹介する安信商会の洗える防具は一味も二味も違います。
これまでの”洗える防具”とは違い、化学繊維でありながら見た目の高貴さに徹底的にこだわっています。
また化学繊維ならではの素材反発力により、通常より高いクッション性を有します。
【無二】”洗える防具” セット
【無二】最上級”洗える面”
洗える防具「無二」の面の特徴は、内輪、面布団の裏地に急速乾生地を使用しているという点です。
そのため、洗った後に乾きやすいのはもちろんのこと、日々の稽古でかいた汗もすぐに乾くため、次の稽古の時に濡れてしまっているという心配はなくなるでしょう。
また洗濯可能な化学繊維素材でありながら、十字刺と藍染の色味を最大限表現することで、手刺防具のような風合いを実現しています。
素材は以下の通りです。
【全体】ポリエステル・8mm十字刺
【布団】特殊高機能生地
【面金】ジュラルミン
【顎】4段飾
【無二】”洗える防具” 面
【無二】最上級”洗える小手”
洗える防具「無二」の小手の特徴は、手の内に通常の洗える防具で使用されているミクロパンチ(=合革に複数の穴が開いているタイプの手の内)ではなく、茶色クラリーノを使用している点です。
ミクロパンチの代わりに茶クラリーノを使用しているため、通常の小手と遜色ない色味と、ミクロパンチ特有の脆さを防いでいます。
また化学繊維により通常よりも高いクッション性を有しているため、打突に対する衝撃吸収力も高いです。
素材は以下の通りです。
【全体】ポリエステル・8mm十字刺
【小手頭】総特殊化学素材
【手の内】茶クラリーノ(人工・合成皮革)
【その他仕様】裏地・急速乾生地使用
【無二】”洗える防具” 小手
【無二】最上級”洗える垂”
洗える防具「無二」の垂は、十字刺によるクッション性と見た目の高貴さという特徴があります。
素材上高いクッション性を誇るため、体にフィットしやすく、誰にでも使いやすいという利点があります。
また高貴さも兼ね揃えているため、大人の方でもご使用いただけます。
素材は以下の通りです。
【全体】ポリエステル・8m十字刺
【その他仕様】6段飾・急速乾生地使用
【無二】”洗える防具” 垂
クリーニングの仕方
洗える防具の具体的なクリーニングの仕方は以下の通りです。
1)全ての防具が収まるサイズの容器に浸け置き、揉み洗いをしてください。
2)汚れが落ちたら、水気をよく切り、風通しの良い場所で陰干しをしてください。
注意点
・面金、面縁は濡らさないようにしてください。
・胴は洗えません。
|その他のラインナップ
最後にその他のラインナップをご紹介します。
【武輝】3WAYキャリーバッグ
「武輝」は手提げ、リュック、キャリーバッグの3WAYで使用できる防具袋です。
場面に応じて、自由にお使いいただけます。
両サイドに、竹刀袋を固定するポケットベルトが付いており、ドリンクホルダーとしても、使用いただけます
さらにはフロントポケット2つと、サイドにポケットを備えています。
またバッグ内部に固定ベルトがついており、中の防具を固定することができます。
サイズ:高さ約60㎝・横約32㎝・マチ約21㎝
重量:約3,700g
【剣暖-Ken Dan-】剣道用羽織
剣道着や防具(剣道具)を着用している上から、上着として着ることができるのが、この剣道用羽織「剣暖-Ken Dan-」です。
寒さをしのぐ防寒羽織としての機能はもちろんのこと、その見た目も和装かつシンプルなデザインのため、場面を問わず使用できます。
さらには、内部のライナーボアが着脱可能のため、季節に合わせて使用できるという機能性も見所です。
サイズも150cm未満のSSサイズから175cm以上のLLサイズまであるので、どんな人も着ることができる上に、家族でお揃いの羽織をするということもできます。
|フジダルマブランドの商品力
「フジダルマ」ブランドを展開する安信商会は、現代剣道に即した機能性の高い剣道具を提供しています。
特にご紹介した「達磨」シリーズ剣道着や洗える防具「無二」は、先進的であり現役剣道家からも高い評価を得ています。
KENDO PARKでは、安信商会のラインナップを順次追加掲載中です。
是非チェックしてみてください。