剣道の竹刀袋を選ぶ際、皆さんは何を基準にしていますか?
竹刀袋は形も様々、柄物や文字刺繍入りのものまで種類がたくさんあります。
選ぶ際にはデザインや価格がポイントにはなるのですが、シチュエーションの違いもあります。
これから竹刀袋を選ぼうという方に向けて、デザインや価格に基本的にフォーカスしながらも、シチュエーションごとのオススメなどを紹介していきます。
目次
▷生地で選ぶ
▷形のタイプで選ぶ
▷価格で選ぶ
▷シチュエーションで選ぶ
どんな生地から選ぶべきか
大きく分けて、「ナイロン製」、「帆布製」、「合皮・革製」などがあります。ナイロン製や帆布製はカラーバリエーションも豊富です。
松勘工業【子供用ナイロン竹刀袋】
・子供用ナイロン竹刀袋
・〜3.7 / 〜2本
・選べるカラー
・蓋差込錠付
子供用につき、3.7までの竹刀対応、2本まで収納可能です。
「ナイロン製」は比較的安価で軽量あり、雨などにも濡れにくいです。
ワンタッチで開けれるものからチャック式のものまでありますが、簡単に扱えることから小学生から高校生など初心者が使うことが多いです。
【定番竹刀&木刀袋(大人用)】
・アラベスク竹刀袋
・竹刀3本+木刀収納
・〜3.9対応
・内部鍔ポケット
丈夫な化学繊維製の、アラベスク竹刀袋です。
長さ3.9まで対応、かつ外側に木刀を収納可能です。
また、ナイロン製の一種なのですが、中高生から大学生には「アラベスク生地」というのもおすすめです。通常のナイロンより強度が強く、帆布のような感じがあります。
チャック式で容量が大きいものが多いのも特徴です。
栄光武道具 / 眞仁【TONBO】ライトシナイ
・開発力の栄光武道具
・肩掛け型竹刀袋
・軽量耐久性素材
・超軽量
・大容量
・肩掛け紐を高位置に
・底ゴム付き
・選べるカラー
素材は軽くて丈夫なポリウレタンを使用しています。さらに中身を守るために生地の中にウレタンを入れています。生地の表と裏を張り合わせるボンディング加工を施し、内部の型崩れを防いでいます。
底に設置用ゴムをつけることで、竹刀袋の底が地面と擦れて破れるという課題を解決しています。
ナイロン製の一種ですが、「pvc加工」されたものも最近多くなっています。非常に丈夫で経年劣化がほぼなく、雨にも強いのが特徴です。
栄光武道具 / 眞仁 【志】シルケット帆布竹刀袋
・開発力の栄光武道具
・「志」の刺繍
・タタミ縫い刺繍
・容量竹刀3本入り
・お守り&ストラップ用フック付
・選べるカラーバリエーション
在庫力と商品開発力が強みの武道具店です。
特に間所義昭専務の豊富な知識が、商品開発に多分に盛り込まれています。
「帆布製」は最も一般的な竹刀袋のイメージに近いものです。
ナイロンなどに比べ水には弱いものの、布地なので丈夫であり、通気性も良いため竹刀を入れることを考えた時、非常に相性が良いです。
また、ナイロンなどに比べ刺繍が圧倒的にしやすく、自分好みにカスタマイズできるのも特徴です。
KIZUNA ”Layer レイヤー”】竹刀袋
選手目線でデザインされた、オリジナル剣道具が特徴のKIZUNAの竹刀袋です。
店主の諏訪元大介氏は、九州学院出身にして、かつて名を馳せた名選手でもあります。
「合皮・革製」はどちらかというと玄人や高段者の方が多く使っているのを目にします。特に革製の場合、上品で高級感があり高段者に好まれます。その分今回紹介した中では一番高価でもあります。
松勘工業【冠】ウイニング竹刀ケース
・豊富なラインナップの松勘工業
・”冠”シリーズ
・2015WKC日本代表モデル
・超耐久仕様
・機能性収納
・選べるカラー
2015年の世界選手権で、日本代表が使用していた竹刀バッグです。
全体はテクノレザーで作られており、かなりの耐久性を誇ります。
本体には、竹刀3~4本+鍔付き木刀が収納可能です。
ボトム部分のポケットには、小物や竹刀備品が収納可能です。
形のタイプで選ぶ
大きく分けて三つあります。
一つ目は「ワンタッチで開けることのできるタイプ」です。
簡単に使えるので主に小学生など初心者が使います。スライドロック式であり、肩掛けバンドがついていることが多いです。
松勘工業【子供用ナイロン竹刀袋】
二つ目は「チャックで開閉するタイプ」です。
アラベスク生地の竹刀袋や大きめの竹刀袋にこのタイプが多いです。特にゴルフバッグのような大きめの竹刀袋では確実にチャック式です。
KIZUNA ”Croko クロコ”】竹刀袋
・デザイン性のKIZUNA
・竹刀最大5本収納
・クロコ模様生地
・選べるカラー
(ブラック / ベージュ / ワインレッド)
独特のデザイン剣道具が特徴の、武道具店です。
店主の諏訪元大介氏は、九州学院出身でかつて名選手として馴らした経歴の持ち主です。
竹刀を最大5本収納可能で、前面にも2箇所ポケットを備えており、十分な収納力を誇ります。ワニ革模様の生地を使用しています。他にはない、独自のデザイン竹刀袋です。
三つ目は「紐で結ぶタイプ」です。多くの帆布製がこれにあたります。
影心 【麻の葉】オリジナル竹刀袋
・完全オリジナルデザイン
・選べる熟語文字
・選べる家紋
・ポリ帆布素材
・麻の葉デザイン
・白&瑠璃色&黒文字
影心による、他にはないオリジナルデザイン竹刀袋です。
熟語を記載可能ですので、ご希望の場合は写真からお好きな熟語と書体をお選び頂けます。
また、この三つの他にも肩紐があるかないかもポイントの一つです。
|価格で選ぶ
竹刀袋を選ぶ際のポイントを様々なデザインの側面から説明してきましたが、重要なのは結局価格によるところが大きいです。
価格帯に分けてそれぞれ見ていきましょう。
1,000円~3,000円
特にこだわりもない場合、ナイロンで二本入れワンタッチ式の竹刀袋なら2000円程度で購入可能です。初心者にはオススメです。
また、一本入れの竹刀袋に関しては安いものは1000円を切るものも存在します。
3,000円~5,000円
ナイロン素材でもアラベスク生地のものは3本入れで3000円〜4000円します。
デザインの箇所で記述しましたが丈夫な素材で長持ちするということを考えれば相応の値段です。
また、帆布製のものもこの値段帯であればかなりの種類から選べることは間違いありません。
5,000円~10,000円
pvc加工の竹刀袋がこの価格帯に多いです。
経年劣化が少なくこの価格帯で、最近人気があります。
また、帆布製のものより若干多く竹刀が入るものもあります。
ショルダー付きのものが多いので使いやすいです。
10,000円以上
本革製だったり、職人さんの刺繍があったりするものはかなり高くなります。
また、5〜15本の竹刀が入る大きめの遠征などで使う竹刀キャリーケースは10000円〜15000円します。
学校単位で買ったり、道場で遠征用に買ったりするのはお得でしょう。
北斗武道具 【北斗松翠】竹刀袋”一瞬”
|シチュエーションで選ぶ
竹刀袋を買おうとする場面は様々なシチュエーションが想像できます。
古くなったものを買い換えたり、チームでお揃いのものを買ったり。
いくつか例に挙げてみてみましょう。
チームでおそろいのものを購入
チームで揃えて竹刀袋を購入する場合、どんなポイントに気をつけるでしょうか。
基本的には先に述べたようにデザインや価格で決めるのが主です。
しかし、お揃いとなると多いパターンが刺繍を入れるタイプです。
ですので、帆布製の竹刀袋を選ぶのが良いと思われます。
信武商事 【Shiki / 色季】カスタム竹刀袋
・帆布素材竹刀袋
・高級感あるデザイン
・39竹刀×3本収納
・選べる刺繍語句
(写真参照・行書体)
・選べるカラー
(全8色・写真参照)
肌さわりの良い帆布素材を使用しています。
帆布素材ながら若干の光沢があり、見た目にも高級感のある仕立てです。
文字や熟語を刺繍可能です。
ご希望の場合は写真よりお選びください。
試合会場でよく見るのは、お揃いの四字熟語が入ったものや学校名の入ったものなどです。帆布製で刺繍となると、ブランドの「寶船(ほうせん)」で買い揃える方が多いです。
寶船は、配色や多くの字体を取り扱うことはもちろん、帆布生地へのこだわりが強く非常に丈夫で、とても信頼できるブランドです。
チームで刺繍を入れるときは寶船の竹刀袋をおすすめします。
これから剣道を始める子供が選ぶ
自分の子が剣道を始める時、どんな竹刀袋を選ぶでしょうか。
子供の年齢にもよりますが、小学生であれば防具と共に肩にかけれる肩掛けバンドがあった方がよいでしょう。
また、小学生はまだ力もそれほど強くなく、竹刀を何本も割ることは考えにくいため、二本竹刀が入れば十分です。
また肩掛けバンドも考慮してナイロン素材の竹刀袋を選ぶのがよいでしょう。
中学生から剣道を始めるという場合は、肩掛けバンドはなくても大丈夫だと思うので、帆布製のものやアラベスク素材のものを購入することをオススメします。
|竹刀袋を選ぶ際のポイントまとめ
自分が欲しい竹刀袋の生地や色、そして大きさなどを大まかに決めたうえで、予算の中で購入するのが一般的です。
しかし、ここで述べたのはあくまでおすすめであって、必ずこれでなければならないというわけではありません。
最終的には自分がピンときたものを選ぶのがよいでしょう。
自分の剣道ライフをより豊かにするためにあなたも自分好みの竹刀袋を探してみてはいかがでしょうか。