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松興堂

昭和初期より、東京渋谷の中心地に店舗を構える超老舗武道具店。
社長の松本氏は、全日本武道具協同組合の理事長(2017年1月現在)を務めており、業界を統括する存在。
目玉は種類豊富な手刺防具と、ファイテン社とコラボした「剣」シリーズ。

※店舗に関するお問い合わせは以下まで。
info@kendopark.jp
松興堂 【彌一号】面

1.5分手刺柔軟

¥ 115,500

・東京渋谷の老舗「松興堂」
・手刺にして高い使用感
・柔軟な1.5分刺
・爪刺
・内輪ビロード仕立て

松興堂 詳細説明

松興堂代表取締役・松本孝仁氏


【時代に合わせていく】

松興堂は1934年に松勘武道具から独立する形で生まれた老舗武道具店です。

当時は陸海軍に向けた銃剣道用の道具を販売していましたが、その後のGHQによる剣道禁止と復活という時代の潮流に揉まれる中で、高級手刺し防具の専売にシフトし、その後は生産拠点を海外に設置するなど、時代の変化に合わせて常に臨機応変に対応してきました。

しかしその一方で、「利用者の安全を最大限考慮」した「古き良き重厚な防具」というスタンスだけは一貫しております。

時代に合わせた臨機応変な対応が可能なのも、裏を返せばこうしたブレない根幹があるからこそであると言えます。

現在でも官公庁からの受注が多いのも、松興堂が積み上げてきたブランドに対する信頼の証明であると言えるでしょう。


【全日本武道具共同組合として】

松本氏は2005年に松興堂代表取締役に就職し、2015年からは全日本武道具共同組合の理事長を務めています。

初代である松本彌一が1934年に松興堂を創立してから、5代目にあたる現職の松本孝仁氏まで、松興堂はその伝統を守り続けてきました。

松本氏は、先述の通り全日本武道具共同組合の理事長も務めており、剣道具の安全性の向上と普及に努めてきました。

全国道場少年剣道大会で義務化された竹刀規格「SSP規格」についても、竹刀規格の統一と保険適用という面で一定の成果を上げています。

一方でSSP規格については、まだスタートしたばかりにつき、課題が多いと指摘しています。

全日本武道具共同組合による、より一層の規格改善が期待されます。


【今後の課題】

剣道具の生産ラインが多く、生産体制を海外に依存している現代においては、海外産の材料を用いて現地でそのまま製品化されてしまう現状があります。

国内で剣道具を製作するとなると、コストがかかるため総じて値段が高価になってしまいます。

また、情報化が進む現代においては、利用者の知識も豊富になってきたため、利便性を重視して安全性を軽視してしまう利用者が増えてしまうことが懸念されています。

松本氏は、「剣道具(防具)の良し悪し”を判断する正しい知識が広まっていないのは、少し残念に思います。」と話します。

その言葉からも、松興堂の伝統として安全性を重視した剣道具製作へのこだわりが伺えます。



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