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松川武道具

福岡県にある1956年(昭和31年)創業の老舗武道具店。2代目の松川靖博氏は、全国剣道具職人会々員であり、3代目の裕司氏と共に店舗経営を行う。
創業から続くオリジナルブランド「靖龍」は、完全オリジナルかつ門外不出の型をもとに、手作業で製作される至極の一品。

※店舗に関するお問い合わせは以下まで。
info@kendopark.jp
【靖龍】垂

手刺・1~2分刺選択

¥ 126,500

・手刺特化の剣道具職人
・オリジナル型の「靖龍」
・刺幅選択制(1.2~2.5分)
・上質素材
・段飾り5~8段
※注文確定後に特別採寸および直接面談可能
【靖龍】小手

手刺・1~2分刺選択

¥ 93,500

・手刺特化の剣道具職人
・オリジナル型の「靖龍」
・刺幅選択制(1.2~2.5分)
・上質素材
・”イセ”込み小手
※注文確定後に特別採寸および直接面談可能
【靖龍】面

手刺・1~2分刺選択

¥ 160,600

・手刺特化の剣道具職人
・オリジナル型の「靖龍」
・刺幅選択制(1.2~2.5分)
・上質素材
・内輪シルリード
・面金刻印入りIBBチタン
※注文確定後に特別採寸および直接面談可能
【靖龍】セット

手刺・1~2分刺選択

¥ 649,000

・手刺特化の剣道具職人
・オリジナル型の「靖龍」
・刺幅選択制(1.2~2.5分)
・上質素材
※注文確定後に特別採寸および直接面談可能

松川武道具 詳細説明

松川武道具 代表松川靖博氏コメント


【門外不出の剣道具製作】

松川武道具は1930年、父が剣道具の製作修行及び販売を行ったことから始まりました。

当時はもちろん機械などなかったので、型紙の書き起こしから刺し、組み立てまで全て手作業で行っていました。

初代は、当時から”剣道具師の聖地”として知られていた京都に何度も足を運び、剣道具の「型」を集めていました。

1966年に私が2代目として弟子入りしました。


「修理が剣道具製作を教えてくれる」という事で、最初の1年間はとにかく修理をこなして基礎となる技術を身につけました。

初代が甲手のヘリ革を1時間で4個程度張り替えていたので、まずはこれを超えられるようにと鍛錬し、最終的には5個程度こなせるようになりました。

防具製作をするようになってからは、型起こしから完成まで全て一通りの工程ができるようになるまで5年を要しました。


松川武道具のシグニチャーブランドブランド「靖龍」は、初代本人が命名しました。

息子である私も、これにちなんで名前に「靖」の文字を受け継いでいます。


「靖龍」の一番の強みはやはり「型」です。

初代からは膨大な数の型を学び、継承しました。

その中には現在では亡くなられた有名剣道具師のものも多数含まれています。

これらの良い点を試行錯誤しながら組み合わせて作り上げた「靖龍」の型は、使いやすさ、見た目、仕立て等において、最高の剣道具に仕上がっています。

例えば面の仕立てでは、縫い付けの仕方を極限まで顔にフィットするように工夫しておりますし、小手では「見た目小さく、中広く」を意識した作りになっています。


金額が高い剣道具でも、使いにくければ意味がありません。

そういう意味で「靖龍」には、ユーザーの使いやすさのために研究を重ねたノウハウが詰まっています。


最近では海外製防具の普及など、市場も変化してきています。

しかし我々は、「技術の安売りはしない」をモットーに、こだわりを持って剣道具製作を続けてきました。


特に松川武道具オリジナルの型に関しては、門外不出を貫いております。

お客様が来店されれば作りかけの部品はその場で全てしまうほど徹底しています。

そうやって、受け継いできた技術や型を守ってきたことを、お客様に評価頂いているのだと思います。


現在では九州各地から足を運んでいただいたり、フェイスブックを通して全国各地からお問い合わせを頂いたりと幅広いお客様にご利用いただいています。


2003年に、3代目の松川裕司が弟子入りいたしました。

彼にも、私が学んだ際と同様の方法で技術伝承しております。


初代からの教えに、「とにかく真剣に作れ 。気は抜いて良いが、手は抜くな。」というものがあります。

手を抜いてしまえば、私どもの製品はあっという間に価値を失ってしまいます。

しかし一方で、気を張りすぎても良い防具は仕上がりません。

こだわりを忘れずに、自然体で剣道具製作に当たることが上達の第一歩であると教えています。

今後はさらに「靖龍」の普及を続けていきたいと思います。

もちろん、現在でも改良も怠っておりません。


最終的には、「一流剣道具といえば靖龍」と言っていただけるほど、お客様から信頼されるお店になれればと思います。



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