KENDO PARKのコンセプトを表現するために、”剣道具”と”iphone”を比較してみます。
iphoneを毎年買い替える方はいらっしゃると思いますが、剣道具、特に防具を毎年買い替える方はいらっしゃらないと思います。
iphoneは一切値下げしませんが、剣道具はお店を回って値段を吟味してから購入することが多いでしょう。
この違いはどこから来るのでしょうか。
|我々は”価値”にお金を払っている
皆さん何気なく買っているiphoneですが・・・
・毎月の通話料金に含めて、ローンで購入している
・新作が出たら、当たり前のように買い換えている
こんな方は多いのではないでしょうか?
(ちなみに私もその一人です・・・。)
これ実は、”生きている限り永遠にappleにお金を払い続けるシステム”
にいつのまにか巻き込まれていると言えます。
しかもiphoneは、原則として一切値引きはしません。
なぜ他機種ではなく、iphoneを買い続けるのでしょうか?
一言で言うと、、、
「iphoneを使ったライフスタイルがかっこいいから」
(もちろん全員ではないですが・・・)
つまり我々はiphoneという”モノ”にお金を払っているのではなく、
appleの提供する”価値・体験(=コト)”にお金を払っていると考えられます。
|お店からの”スタイル”の提案
ひるがえって剣道具(防具)ですが・・・
・とにかく使えれば良い
・希望のスペックが決まっているので、お店にリクエストする
という方が多いのではないでしょうか?
よく考えてみると、「お店からのスタイルの提案」
という形のブランディングはほとんどないのが実情です。
値段も仕様も、すべて”お客様主導”の商品提案になっています。
(”お客様目線”とはまた別です)
もちろんそれも大事ですが、今は格安の剣道具も簡単に手に入りますし、
スペックや機能に関してもインターネットで検索すればいくらでも情報が手に入ります。
今こそ、
「ここの店の、この職人が作った剣道具(防具)」
「この剣道具(防具)を身につけた俺、私」
というブランディングが必ず必要になってくると思います。
iphoneの値段は、原価のおよそ3.5倍程度と言われています。
おそらくは”生み出す価値の値段”としての、値段設定です。
一方で剣道具は、”原価(及び仕入値)からの計算”による値段設定がほとんどではないでしょうか?
KENDO PARKでは、剣道具を通してそういった”価値・体験(=コト)”生み、さらにそこにお金を払っていただけるような取り組みをしてまいります。
引き続きご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。