超実戦向け!!【突きの打ち方と打たせ方】

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ツキ,突き,剣道

今回は「突きの打ち方と打たせ方」についてです。
突き打ちは中学生までは禁止され、高校生から有効となる打突です。
そのため面や小手など他の技と比較しても、習熟度に差が出る技です。

また打突部位が他と比べ極端に狭く小さいのも、突きの難易度が高い原因の一つです。
ここでは、突き打ちについて、必要な知識をまとめております。

|基本的な打ち方

まずは、突き打ちの基本的な打ち方について紹介します。
どの技についても共通して言えることですが、試合の流れで打ち時を見出すのも応用技を仕掛けるのも、まずは基本があってこそです。
突き打ちに不安がある人は、まずはこの基本的な打ち方から確認していきましょう。

突き打ちというのは、相手の喉笛に対して刀を突き刺し一撃で相手を絶命させる技です。
一撃必殺の威力を持つだけに隙も大きく、使いこなすには熟練の腕が必要となります。

上記は真剣での話ですが、現代の竹刀剣道においてもこの突きの特性ともいえる点は共通しております。
そんな突き打ちの基本的な打ち方について、上半身の動きと下半身の動きに分け解説していきます。

画像出典:岩手県剣道連盟 

上半身の動きについて

突きの打突部位は相手の身体の正中線上、顎の直下にあります。
通常の中段の構えであれば相手の喉元に対し剣先を置くように構えるので、基本的にはこの構えのまま手元を前に出すことで突きを打てるという事になります。

しかし右手に力が入りすぎてしまったり、左手が正中線から外れてしまうと狭い突きの打突部位をとらえることができません。
また、突き垂れをまっすぐ突くために、手元を少し高めに持ってきて地面とある程度並行になるようにしなければいけません。

逆に、手元を高くしすぎると力は伝わりづらいので注意が必要です。

下半身の動きについて

突きの打突について、重要になるのが下半身です。
面や小手でも同様ですが、しっかりと自身の体重を打ちに乗せるために腰からしっかりと前に出る必要があります。

下半身を動かさずに打つと、上半身が前傾になってしまい、相手に後打ちを打たれてしまう危険性が高まります。
打突後は、その場か或いは少し下がった状態で構え直すことで残心となります。

ツキ,突き,剣道
腰から打突に入ること大切。

|突きの応用技について

まずは突きの基本的な打ち方についてご紹介させていただきましたが、次は応用技をご紹介いたします。
基本的な打突を発展させ、より実践的な技へと昇華させていくために、応用的な突き技についてぜひチェックしていきましょう。

Kendo Tsuki ippons 剣道 突き 一本集
動画出典: swkendo

裏からの突き

お互い剣の表を合わせ構え合う状態から、竹刀を回し裏から突くことで、相手の虚をつく技です。
相手が居着き、手元が正中線から外れることで、突きを打つことができる技です。
そのために、打つ前からしっかりと相手に攻め込み、精神的優位な状態に持ち込む必要があります。

また、相手の竹刀を避けるために、ある程度自身の左拳も正中線から外す場合もありますが、その場合はしっかりと体重を乗せて打ち込まなければ一本とはなりません。

裏を見せて表からの突き

あらかじめ「裏からの突き」や「小手技」等を相手に見せておくことで、威力を発揮する技です。
裏から攻め、技を警戒した相手が手元を正中線から外した瞬間に、竹刀を表に回し突きを打ちます。

素早く裏、表と攻める必要があるので、突きを打つ際には、しっかりと自身の左拳を正中線沿いに添える必要があります。

総じて、基礎がどれだけ染みついているかが重要になる技です。

片手突き

最後にご紹介するのは、「片手突き」です。
片手で突きを打つことで、より遠間から打てるようにする技です。

相手の警戒が薄い遠間からの技ですので、相手への意外性は抜群ですが、一方で竹刀のコントロールや威力のある打突が難しい技と言えます。
さらに、打突後の構え直しが困難であるため、後打ちを受けるの危険性が高いリスクの高い技です。

相手が居着いた瞬間に、意外性を伴って出す技ですので、立会いの中で連発するのはお勧めできません。

尚、上段を相手にする場合もこの片手突きは有効になります。
上段は中段よりも遠い間合いを打突ができるため、中段は上段に対しかなり間合いに入り込まなければ技を打てません。

一方で、片手突きならば遠い間合いからも上段に対し技を打つことができます。上段への対策を考えている方は選択肢の一つとして、練習してみるのも良いでしょう。

画像出典: swkendo 「Kendo Tsuki ippons 剣道 突き 一本集」

|突きの打たせ方

突きの打たせ方について、解説いたします。
元立ちとして打突を受ける場合にも、意外と気を付ける点が多いので確認していきましょう。

突きを打たせる場合相手は正中線に沿って竹刀を前に出してきますので、まずは竹刀を正中線から軽く外す必要があります。
その際に、剣先を軽く外す程度に留めておけば、元立ちも後打ちを狙う練習になるでしょう。

また、先ほど紹介した「裏からの突き」を打たせる場合は、手元を浮かせるようにして正中線を空けるようにしましょう。

技を受ける際には、首元が浮かないようにしっかりと顎を引き、左右に首元をずらさない様にしましょう。

突きは当たっても外れても痛いイメージがありますが、打たれた後に少し後ろに下がることで衝撃をある程度軽減する事ができます。

その後お互いに構え直し、打突後の攻防に備えましょう。

|突きを打つ場面

ここではさらに発展し、実戦においてどういった場面で突きを打つのかを確認していきましょう。

相手が手元を上げた場面

基本的に相手の竹刀が正中線上にあると、突きを打つことは難しいです。
つまり、突きを打つ場面というのは、相手の竹刀が動いた場面になります。

特に相手が竹刀を大きく上げ、面や小手を隠す場合は突きも選択肢の一つとなります。

しかしこの状態からであれば、相手は面を狙うこともできます。
そこで、相手が重心を後ろに傾け居着いてる場合や、突きを警戒していない場合など、後打ちの危険性が少ない局面を選ぶ必要があるでしょう。

相手の構えが低い場面

相手の構えが低い場合は、こちらが最短で突きに打ち込むことができます。
足を使い相手を攻め、間合いに入った瞬間を狙い突きを打ち込みましょう。

構えの低い選手は、足を使って相手の技を避けることが多いので、あらかじめ面技を打つなどして面を意識させておき、その後突きに変化することで、打突の決定率が上がると考えられます。

相手が小手や胴を警戒している場面

相手が小手や胴を警戒している場合は、それらを防ぐために剣先を開く動きを見せる場合があります。

この場合には、うまく相手の剣先を開かせることで、突きの打突に入ることができます。

相手に小手を意識させてから、「裏を見せて表からの突き」と同様の動きで突きを打つと効果的でしょう。

上段に対しての突き打ち

先述の通り、上段に対して突きは非常に有効な技です。
しかし不用意に打つと、上から面を打ち込まれる危険性があります。

逆小手を攻めるなどして、相手が居着いた瞬間を狙うようにしましょう。
この場合、上段は間合いが遠いため、中段からは片手突きを放つのが良いでしょう。

画像出典: swkendo 「Kendo Tsuki ippons 剣道 突き 一本集」

|突き打ちを極めよう!

いかがでしたでしょうか。
今回は「突きの打ち方と打たせ方」について、ご紹介させていたしました。
突きは難易度の高い技ですが、その分派手さもあり、決めた時の喜びも大きいものです。

また「先を取り、中心を取る」ことができていなければ、打つことが難しい技です。
そのため、突き技の練習をすることで、打突だけではなく構えあった場面での攻防の上達にもつながります。

「突き」を使いこなし、あなたの剣道をランクアップさせてみてはいかがでしょうか。

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