【面の打ち方・打たせ方】基礎から応用まで完全網羅!

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面打ちは試合を組立てる上でとても重要な技であり、剣道の基本であり、剣道の精神を象徴する大変大事な技です。
一方で、出鼻面、出鼻小手、返し胴など、様々な技を打たれるリスクが高いのも事実です。
一流選手は自分の打てる間合いまで我慢し、自分のペースで面を飛び込み、豪快な技を決めることが出来ます。
誰もが豪快な技には感動を覚えるでしょう。
今回はそんな剣道の基本である面打ちのコツについて、打ち方、打たれ方に分けて解説していきます。

|面打ちの基本的な考え方

剣道では高速で互いに打突を繰り返すため、いかに早く正確に相手の打突部位に当てるかが重要になってきます。
面打ちとは、真剣であれば相手の頭を切り込み、即死させる技です。
切るか、切られるかという攻防の中で、一発で相手を仕留めなければなりません。
避けられれば相手に隙を与えてしまい自分が不利な状況になってしまいます。

このように面打ちには気を充実させないと打ち込むことが出来ない難しい技なのです。
面は自分から最も遠い位置にある打突部位です。
面打ちには正面を打ち込む技、相手の左面、右面を打ち込む左右面技があります。
わかりやすくポイントをまとめておきます。

①真っ直ぐ振りかぶって、真っ直ぐ振る
②左足で床をしっかりと蹴り、上に跳ばないようにする
③身体が前傾したり、アゴが上がったりしないように気をつけましょう。
④相手を打突するタイミングと右足を踏み込むタイミングは同時
⑤腰を水平に移動させるイメージで打つ
⑥左足のひきつけを速くする

面打ち,剣道
面打ちは剣道の基本となる技。
画像出典:一般社団法人 日本剣道振興協会

|面の基本的な打ち方

大きく面打ち

大きく振りかぶって面を打つ、最も基本的な撃ち方です。
相手の顔が見えるまで、左拳を自分のおでこまで大きく振りかぶり、剣先を意識して肩や手首を使って一気に相手の面に打ち込みます。

左腕は自分のみぞおちまで降ろし、右腕は自分の肩の位置まで振り下ろすのが一般的な面打ちです。
この時、雑巾を絞るようなイメージで脇を締めることがポイントです。
手が振り上げて振り下ろすという2拍子であるのに対して、足は1拍子で動かすことが大切です。

左足の母指球を意識して、自分の体を平行移動させるようなイメージです。
すり足はいかに左足の引きつけを早くするかがポイントです。
また、面打ちは剣で刃筋正しくしないと切れないように、竹刀でも刃筋を正しく打たないと1本にはなりません。

小さな面打ち

面打ちを試合の状況で一番使うのは、「出鼻面」という技です。
基本的に剣道で技を打ち込む機会というのは、相手の技の起こり、技が尽きたところ、相手がい着いたところです。
出鼻技というのは、相手の技の起こりを狙う技です。

相手が自分に技を打ち込んでこうとしたところに、恐怖を捨てきって技を打ち込みます。
そのためには全身で相手の考えを読み取る必要があります。
最後まで剣先を中心から外さず攻め入って、手首を使って小さく早く打つことがポイントです。

|面打ちの応用技

次に応用・工夫した面打ちを数種類ご紹介します。
ここからは自分の剣道スタイルによって合う合わない、得意不得意がはっきりしてきます。
さまざな技を試してみていち早く自分に合った技を見つけることが大事です。

裏から面(表を攻めて裏から打つ)

構えた時に自分から見て、竹刀の右側を表、左側を裏といいます。
この技は表に面を打つふりをして、相手が表を守ろうとして裏が開いたところに面を打ち込むという技です。
ポイントは、いかにフェイクである表の面をリアルに見せるかということです。
リアルに見せることにより、相手はより引っ掛かり安くなります。

出鼻面

出鼻技とは、相手の技の起こりを打ち込む技です。
剣道では出鼻が最も難しい技であり、誰もが憧れる技です。
見た目もとてもダイナミックで、剣道における重要な打突機会の一つとされています。
そんな出鼻技のポイントを、以下にまとめます。

①自分から1歩攻め入り相手が打つように誘い出す
②相手が打とうとした瞬間を狙う(相手が打ってきてからでは遅い)
③手首のスナップを使い素早く打つ
④相手が前に出る力を利用する

一足一刀の間合いから1歩攻め入り、相手が面を打ちたくなるように誘い出しましょう。
この、1歩攻め入るというのが肝心です。
相手が打ってきたところを打ちに行くのではなくて、こちらが1歩踏み込むことによって面を出させて、先にこちらが打つというイメージで打ちましょう。

相手が打とうとする瞬間に、手首のスナップを使って素早く鋭い打突をしましょう。
大きく振りかぶっていては打突が遅れてしまうので、相手より先に打つために手首のスナップを鋭く使います。

通常の小さくて早い面を打突するときのように大きく出る必要はありません。
相手も出ようとしてくるので、あまり大きく出てしまうと間合いが近すぎてしまいます。
相手も前に出てくるので、しかけ技の正面打ちのときよりも小さい踏み込み幅で大丈夫です。

すり上げ面

「すり上げ技」とは、相手が打ち下ろしてくる竹刀を自身の竹刀の「鎬」を使ってすり上げ、結果として相手の太刀筋を右か左のどちらかにそらしてしまうという技です。
剣道では鋭くコンパクトな打ち込みですが、それでもすり上げ技がしっかりと決まったときには竹刀の位置を復元する間もなく打たれてしまうことになります。

攻撃線がそれることによって相手に隙ができ、そこをすかさず打つという応じ技です。
すり上げ技で注意したいのは、すり上げが大きな動作にならないことです。
払うような形でやや大きな動作にしてましうと次の打突につなげにくくなります。
できるだけすり上げを最小限にとどめて、そしてすり上げから直ちに開いて打突するのがポイントです。

担ぎ面

「かつぎ技」とは、読んで字のごとく自身の竹刀を大きく肩にかつぐように構えて打ち込む技の総称です。
一般的に左肩に担ぐことが多いです。これは攻めの一種であると同時に、相手に「打たれるかもしれない」という防御反応を起こさせ、大きな軌道で振りかぶることで攻防の間を外すという効果があります。

かつぎ技は相手の間を外してタイミングの取り方をかく乱する効果があり、かつぎ動作への対処に相手が一瞬躊躇するタイムロスを有効に利用するのが成否のポイントとなります。
この際気をつけなければいけないのは、使いすぎてしまうと相手に小手を打ち込まれてしまう可能性があることです。
左肩に担ぐことにより小手ががら空きになってしまうので、気を付けましょう。

担ぎ面,剣道
一瞬にして相手の視界から竹刀を隠す。
画像出典:LET’S KENDO

|面の打たせ方

剣先はやや右下に傾けます。
竹刀一本分ぐらいでいいと思います。
大きく開けすぎる必要はなく、相手が打突した瞬間にまっすぐ抜けていけるように、左右どちらかに一歩ほどよけてあげましょう。

練習の時の技練習の時も、本番を想定した形で行うことが大切です。
元立ちがぼんやり立ったままでは、お互いのためになりません。試合のように攻め合いをすることで、より本番を想定した練習となるでしょう。

元立ちが上手だと練習の質が上がるといわれるぐらい元立ちは大切です。

面を打たれると痛い場合とその対処法

面が痛い時の対処法としては、主に2つあります。

第一に、面サポーターを使うことです。
元々は面のサイズを調整するために作られたサポーターですが、一枚挟むだけで痛みが軽減します。

第二に、面を替えることです。
刺し幅が大きい面や手刺しの面はクッション性が高いため、打たれてもあまり痛くないでしょう。

面を打たれると痛い場合は、ぜひ上記の方法を試してみてはどうでしょうか。

|剣道における面打ちとは?

今回は面の打たせ方や打ち方を紹介してきました。
剣道の最も大事な技といえる面打ち。すべての基本ともなってきますので習得は必須といえます。
面が打てるようになれば、相手が面を守ろうとするところに隙ができ、小手や胴を打ち込んでいけます。

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