徹底解説!【剣道の「踏み込み」と練習法とは?】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
剣道,踏み込み,踵,かかと

「踏み込み」は、剣道の足さばきにおいてとても重要と言われています。
打突の際に、下半身の動きとしてもっとな大切な要素の一つです。
今回はその「踏み込み」について、動作の解説から稽古法、踏み込みでの怪我の対処法まで解説していきます。

|剣道における踏み込みの意義

まずは、そもそも踏み込みとは何なのかについて述べていきます。

踏み込みとは?

皆さんは、一眼二足三胆四力(いちがんにそくさんたんしりき)という言葉をご存知でしょうか?
この言葉は、剣道における大切な要素を順番に表したものです。
つまり剣道において、足は目に次いで重要だという事です。

ちなみに3つ目の胆とは胆力のことで、すなわち気持ちや度胸を表しています。
そして、最後に力、つまり体の強さがくるということです。

ではなぜ、剣道においてここまで足が重要視されているのでしょうか。
その理由としては、剣道は独特な足の使い方をするからです。
剣道はすり足や踏み込みといった特殊な動きを多用するため、足の使い方というものがとても重要となってくるのです。

その中でも、剣道における踏み込みは、打突する瞬間に右足で床を強く踏むことで、打突の強さを瞬時に高めるというものです。
踏み込みが強ければ強いほど、打突自体に強さが生まれ、より簡単に一本を取ることができるようになります。

第60回全日本剣道選手権大会 打突の瞬間
出典:全日本剣道連盟

|正しい踏み込みのポイン

それでは、正しい踏み込みのポイントについて解説していきます。

指の付け根を意識する

皆さんは、踏み込みの際にどこを意識して踏み込みをしているでしょうか。
もし、「足の裏全体」や「踵」などを意識している場合は気をつけましょう。

ずばり、踏み込みの際に意識するポイントは「指の付け根」です。
もう少し具体的にいうと、右足の人差し指と中指の付け根です。
このあたりを意識して踏み込むと、「パン!」といった高い音の踏み込みをすることができるようになります。

実は、この踏み込んだ際の音というものも重要となってくるのです。
踏み込みの音が高く、大きいほどに審判も聞き取りやすくなってきます。
そうすることで、打突力の強さを審判により一層アピールできるようになってくるのです。

右膝を少し曲げる

もし、踏み込みの際に膝が伸びきってしまっている人がいたら、これもまた注意しましょう。
膝が伸びきってしまっている状態で踏み込みをしても、力強い踏み込みをすることができません。

軽く右膝を曲げることで、右足に体重がかかるようになるため、しっかりとした踏み込みができるようになるのです。
しかし、特に初心者の人は、いきなり強い踏み込みをしてしまうと足を痛めてしまう危険性があります。

まず初めは、強さではなく、正しい形というものを意識しましょう。

踏み込み足が痛い 剣道上達方法DVD 香田郡秀

|「悪い踏み込み」の特徴

踏み込みがうまくできず、踏み込んだ時に音がならない人の特徴について述べていきます。

踵から踏み込んでいる

先にも述べましたが、踏み込みの際に踵から着地してしまっている人は注意しましょう。
では、なぜ踵から踏み込んではいけないのでしょうか。
理由としては2つ挙げられます。

1つ目は音が鳴らないということです。
踵から踏み込んでしまうと、「ドン」といった鈍い音がしてしまい、打突力のあるうちに繋がりません。
なるべく高い音を出すことを意識しましょう。

2つ目は、踵を痛めてしてしまうということです。
剣道を始めて間もない人や、久しぶりに稽古をする人が、剣道をした時に踵を痛めてしまうという話はよく耳にします。

踵を痛めてしまい踏み込みができないと、自分の満足する打ちをすることができず、かえってストレスが溜まってしまう原因にもなります。
怪我の防止のためにも、踵から踏み込むことはやめておきましょう。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は image-24-1024x575.jpg です
踵サポーターをつけている剣士
出典:奈良写真館道場

足の裏が弱い

皆さんは、剣道をしている人の足の裏を見たことがあるでしょうか。
剣道をしている人の足の裏は、皮がとても分厚くなっていて、特に踵の部分は硬い皮で覆われています。

というのも、剣道は素足で行う上にすり足や踏み込みなどを行うので、稽古を積めば積むほど硬くて強い足の裏へと成長していくのです。

このような成長を通じて手に入れた踵で踏み込むと、痛みを和らげるだけでなく、「パン!」っといった高い音の踏み込みができるようになります。
皆さんも、長い間稽古を続けて、たくましい足の裏を手に入れましょう。

|踵が痛いときの対処法

とはいっても、稽古中の事故などで踵を痛めてしまう人も多いです。
では、そんな踵を痛めている人でも稽古を続けることができる便利な道具をご紹介いたします。

踵サポーターの着用

踵の保護グッズとして一番有名なのが、この踵サポーターです。
筆者も長いこと剣道を続けていますが、時々お世話になっています。
踵サポーターを着用すると痛みが和らぐことが多くあります。
踵が痛くなったら、まずは踵サポーターを着用してみましょう。

しかし、完璧に思える踵サポーターにも欠点はあります。
それは滑りやすくなることと、悪い癖がついてしまうということです。
まずは、滑りやすくなることについて。
剣道は攻める際にすり足といって、床をするように攻めるのが基本となっていますが、踵サポーターを着用すると、その際に滑ってしまい、別のところを怪我してしまう恐れがあるのです。

また、悪い癖がついてしまうことについては、踵サポーターをつけたままだと踏み込みの際に普段とは違った踏み込みになってしまい、長い間続けてしまうとそれが癖となってしまうということです。
なるべくは踵が完治してから稽古に復帰して、そこから徐々に踵への負荷を高めていくようにしましょう。

▼かかとサポーターの購入はコチラから▼

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は 2bf1614acc3fb7aa11578b1ed7e0a388-1-1024x576.jpg です
かかとサポーターの購入はコチラ

テーピングで痛みを軽減させる

踵サポーターだけでなく、テーピングでも踵の痛みを和らげることができます。
その方法は、踵の皮膚を分厚くするイメージで踵をぐるぐる巻きにするという方法です。
踵が痛くなる原因としては、踵の内部の炎症だと言われています。

つまり、その炎症している部分に衝撃がいかないようにすればいいのです。
踵をぐるぐる巻きにして皮膚を分厚くして、炎症している部分まで衝撃が達しないようにすることで、痛みを軽減できるということです。

踵サポーターの効果が感じられない人は、こちらの方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。

出典:剣道の踏み込みで踵の痛みの治療やケガを防ぐには

|踏み込み足の練習方法

最後に、踏み込み足の練習法についてご紹介していきます。

スリッパを使った練習

踏み込み足の練習として一番メジャーなのが、このスリッパを使った練習です。
スリッパを使うことで踵を痛めることなく、音をならす感覚を学ぶことができるという革新的なメニューです。

具体的には,室内用のスリッパで踏み込んで、どのように踏み込めば一番音がなりやすいかを自分の体で覚えるということです。
踏み込みの音がなりにくいという人は、ぜひ取り組んでみましょう。

|踏み込みを強化する事で勝率が上がる

踏み込みは、練習するだけですぐに効果が出るものではありません。
毎日の稽古の積み重ねで少しづつ成長していくものです。

しかし、意識して練習し踏み込みを強化する事で、体制が崩れて打突が軽くなってしまった時など、踏み込みの音で審判に旗を上げさせる事ができます。
みなさんも正しく強い踏み込みを身につけ、観衆を魅了する一本を勝ち取りましょう。

剣道具専門通販セレクトショップ【KENDO PARK】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コアな剣道情報を配信いたします!

【無料メールマガジンを配信いたします!】

KENDO PARK会員及びメルマガ登録していただいたお客様に、剣道に関する情報を発信いたします。

 

  • 有名剣士インタビュー
  • 最新トレンド剣道具情報
  • 大会情報

 

剣道を愛し、極め、楽しむ方々へ、有用な情報をしっかり届けてまいります。

是非、無料メルマガにご登録ください。


KENDO PARKへGO

SNSでもご購読できます。