【伝説の職人】大和武道具製作所 伊藤毅(1)

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大和武道具 伊藤

▼スペシャルインタビュー▼

 

第一部「伝説の職人

〜大和武道具製作所 伊藤毅(1)〜

 

(以下 KENDO PARK=KP    伊藤毅=伊藤)

|ルーツは戦時中から

KP :

剣道再興期から、剣道具製作に携わっていらっしゃっるそうですね。

 

 

伊藤:

そうですね。

大和武道具製作所として防具を作り始めたのは、昭和27~28年頃、戦時中の剣道禁止期間が解除直後でした。

 

まだ全日本剣道連盟も組織が小さく、先代を中心とした職人グループで試作品を製作したところからのスタートでした。

 

 

KP:

販路はどこだったんですか?

 

 

伊藤:

戦後に他の商売をやっていた剣道具の小売店が戻ってきてくれて、当時はそういった小売店に卸していました。

 

今ほど種類もなかったので、ある程度独占していたと思います。

 

大和武道具 伊藤

胴の組み立て作業の合間に、インタビューに答えていただきました。

 

KP:

そこから海外産が登場して、時代が変化しました。

 

 

伊藤:

昭和40年代くらいに海外製が登場し、そこから昭和50年代になるにつれて剣道具販売の新規参入が増えましたね。

 

理由はやはり「仕入値段が安くなった」ことが大きかったです。

しかし今ほど海外工場の技術も発達していなかったので、芯材にダンボールを使っているなど、今では考えられないような粗悪品もありました。

 

 

KP:

それでも「トレーディングビジネス」には移行しなかったのはなぜですか?

 

 

伊藤:

「ものづくり」を失いたくなかったからです。

別に変なプライドがあったというわけではなく、単純に「剣道具製作が好き」なのと「トレーディングでやっていく自信がなかった」のだと思います。

 

 

KP:

現在のメイン顧客はどういう方々でしょうか?

 

 

伊藤:

今は完全に個人向けなので、小学校から高段者まで幅広くお買い求め頂いています。

 

全て口コミや紹介ですね。最近は海外からの問い合わせも多いです。

 

 

|独自に積み重ねた研究が、今につながっている

KP:

営業活動はなさっていらっしゃらないのですか?

 

 

伊藤:

全く営業活動はしておりません。その分、製作に集中できるので大変助かっております。

我々の防具のファンになって頂いた方が、わざわざお客さんを複数紹介くださるケースも数多くあります。

 

やはり、一人で製作から集客まで全て行うのは難しいので、本当にありがたい限りです。

 

 

KP:

長年やられている中で、お客さんの変化は感じますか?

 

 

伊藤:

比較的華美にしたい(飾りを増やす等)というお客様と、とにかく安いものがほしいというお客様に二分されているように感じます。

 

逆に安全なものが欲しいというお客様は少ないので、そこは少し残念なところです。

これは、情報発信をできていない武道具店側にも責任があると思います。

 

 

KP:

大和武道具の防具といえば、刺し幅が広い・凹凸が大きい・固めの圧倒的な耐久性が特徴ですよね。

 

 

伊藤:

当初は単純に芯材と詰め物を多めにして、衝撃吸収性を担保していたのですが、その方法では限界がある事に気づきました。

そこで独自に研究を重ね、今から20年くらい前に今のスタイルにたどり着きました。

 

2015年の世界選手権にも出展してからは、お客さんよりももちろんですが、他の武道具さんからの反響が大きかったです。

最近では、他社の職人さんが学びに来ることも増えました。

 

大和武道具製作所 伊藤毅氏02

 

<次号へ続く>

 

運営から:

何と言っても長い歴史と、安全性に特化した高い技術が特徴です。

伊藤さんの暖かい人柄も、お客さんを引きつける魅力ではないでしょうか。

 

今後に向けての課題や目標についても話していただきましたので、次回掲載いたします。

 

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